はじめに─デジタル時代の書く力の問題

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スマートフォンやパソコンが生活の一部になった現在、英語の勉強方法も急速に変わっています。特に大学生にとって、英語の論文やレポートを書く際に、Grammarlyという自動添削ツールを使う人は増えています。これは人工知能を使って、文法やスペル、句読点の誤りを自動的に見つけて教えてくれるソフトウェアです。しかし、本当にこうしたツールは学生たちの英語力向上に役立つのでしょうか。そもそも学生たちはそうしたツールのアドバイスを理解し、活用できるのでしょうか。

中国のZunyi Medical University に所属する研究者Ning Fanは、この問いに真摯に向き合った研究を発表しています。彼女の論文Exploring the effects of automated written corrective feedback on EFL students’ writing quality: A mixed-methods studyは、2023年にSAGE Openという査読済みの学術誌に掲載されました。この研究は、単に「Grammarlyは効果があるか、ないか」という表面的な問いを超えて、なぜその答えが得られるのか、学生たちはどう感じるのか、まで掘り下げています。そこから見えてくるのは、テクノロジーと教育が出会う場所の複雑さです。