はじめに:評価という営みの難しさ

教育の現場で働いたことがある方なら、評価の難しさを実感されたことがあるでしょう。特に語学教育では、学習者の「今できること」だけでなく「これからできるようになること」も見極める必要があります。この論文The comparative effect of computerized dynamic assessment and rater mediated assessment on EFL learners’ oral proficiency, writing performance, and test anxietyは、そうした評価の新しいあり方を模索した研究です。

著者のSherkuziyevaらは、ウズベキスタン、ロシア、サウジアラビア、イランの研究者チームで、2023年に『Language Testing in Asia』誌に発表されました。彼らが取り組んだのは、コンピュータ化された動的評価(C-DA)と、従来型の評価者仲介型評価を比較し、どちらがより効果的に学習者のライティング能力、スピーキング能力を伸ばし、テスト不安を軽減できるかという問いです。