はじめに:教室での評価方法を問い直す

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クマル、スーザンデフェル、ハシェミファルドニア、モンベイニという四人の研究者により、2023年に発表されたこの論文Self vs. peer assessment activities in EFL-speaking classes: Impacts on students’ self-regulated learning, critical thinking, and problem-solving skillsは、英語を外国語として学ぶ学習者にとって、評価方法がいかに学習効果に影響するのかを問い直しています。特に「自分の学習を自分で評価する」ことと「仲間に評価してもらう」ことの違いに焦点を当てているのです。

言語教育の現場では、長い間、教師による評価が中心でした。テストの点数が全てであり、教師が判定者となり、学生はそれに従うという構図です。しかし、この研究が提起するのは、もしも学習者自身が評価の主体になったら、あるいは同じクラスの仲間から評価されたら、どのような変化が起こるのかという問いです。日本の教育現場でも、近年はこうした「学習者中心の評価」への関心が高まっています。この論文は、そうした問題意識の中で、一つの有用な指針を与えてくれるかもしれません。