どの方法がいちばん効率的なのか
教室で語彙を増やそうとするとき、方法は複数あります。文章を読ませる、音声を聞かせる、読みながら聞かせる、字幕付きの映像を見せる。どれも語彙学習に効果があるとされています。
問題は、限られた時間をどこに配分するかです。同じ三十分を使うなら、どの方法が最も多くの語を残すのか。この実務的な問いに、直接答えた研究は意外と少数でした。
個別の方法を検証した研究は数多くあります。しかし、四つを同一の条件で比較した研究となると、ほとんどありません。素材も測定も揃えなければ、比較にならないからです。
今回取り上げる研究は、この比較を実現しました。Mark Feng Teng 氏が System に発表した “Working memory and prior vocabulary knowledge in incidental vocabulary learning from listening, reading, reading-while-listening, and viewing captioned videos” です。
