教室にゲームを持ち込むという試み
英語の授業で単語カードとにらめっこしながら、ひたすら単語を暗記した経験は誰にでもあるでしょう。退屈で、眠くなって、気づけば別のことを考えている。そんな経験をした人なら、もっと楽しく単語を覚える方法はないものかと思ったことがあるはずです。
近年、教育の現場では「ゲーミフィケーション」という言葉をよく耳にするようになりました。これは、ゲームの要素を授業に取り入れることで、学習をもっと楽しく、効果的にしようという取り組みです。スマートフォンやゲーム機に囲まれて育った世代にとって、ゲームは日常の一部です。それならば、その力を教育にも活かせないだろうかという発想は、とても自然なものといえます。
本日ご紹介する論文”The effects of implementing gamified instruction on vocabulary gain and motivation among language learners”は、トルコの大学でこのゲーミフィケーションを実際に試してみた研究です。著者はBahçeşehir大学のKarim Sadeghi氏をはじめとする5名の研究者たちで、英語教育の専門家として長年の経験を持つ方々です。彼らは、ゲームを使った指導が本当に効果があるのかを、厳密な方法で検証しようとしました。
