毎日の英単語学習に隠された法則
英語を勉強していて、「この単語はすぐに覚えられたのに、あの単語は何度やっても頭に入らない」と感じたことはありませんか。実は単語の覚えやすさには、一定の法則が隠されています。Zeng, Y.らの研究チームは、この問題に正面から取り組みました。彼らは中国南西部の大学で、527名の英語を専攻していない2年生を対象に、どのような単語の特性が語彙習得の難易度に影響するのかを詳しく調べました。
この研究”Understanding sustainable development of English vocabulary acquisition: Evidence from Chinese EFL learners”が行われた背景には、中国における英語教育の深刻な課題があります。中国では小学3年生から英語学習が始まりますが、約10年間学習しても、大学英語試験(CET-4)の合格率は60%程度にとどまっています。CET-4で求められる語彙数は4500語ですから、決して高いハードルではないはずです。それにもかかわらず、多くの学生が苦戦しているのです。
研究チームのリーダーであるYuntao Zengは、マカオ大学教育学部に所属し、共同研究者には雲南財経大学のQiuxia Lu、華南師範大学のYawei GuoとXiaofei Chen、そしてマカオ大学のMatthew P. WallaceとChun-Wai Fanが名を連ねています。彼らは中国本土、マカオ、そして英語圏の研究者という多様な背景を持つチームで、それぞれの視点を活かしながら、中国のEFL学習者が直面する語彙学習の困難さに迫りました。
