研究の背景と筆者たち
この論文”Self-directed writing development across computer/AI-based tasks: Unraveling the traces on L2 writing outcomes, growth mindfulness, and grammatical knowledge”は、イラン、サウジアラビアの複数の大学に所属する4名の研究者による共同研究です。筆頭著者のAlaa AladiniはオマーンのDhofar大学教育学部に、Sayed M. IsmailはサウジアラビアのPrince Sattam bin Abdulaziz大学英語学科に、Mohamad Ahmad Saleem KhasawnehはKing Khalid大学特別教育学部に、そして責任著者のGoodarz ShakibaeiはイランのIslamic Azad University Ahvaz校英語学科にそれぞれ所籍を置いています。
中東地域における英語教育の現場では、伝統的な教師主導の指導法が依然として主流である一方で、近年の技術革新、特に生成AIの登場により、学習環境が大きく変わりつつあります。ChatGPTが2022年末に登場して以来、教育現場では期待と不安が入り混じった反応が見られています。本研究は、まさにそうした時代の転換点において、AIツールを活用した自己主導型学習が実際にどのような効果をもたらすのかを、大規模なサンプルで実証的に検証しようとした野心的な試みといえます。
