筆者と研究の背景

この論文”Forging common ground in second language acquisition and teaching: A combined synergy statement”は、The Modern Language Journalの特集号における最終論文として位置づけられ、Marije Michelをはじめとする17名の研究者が執筆しています。筆者たちはオランダ、アメリカ、イギリス、フランス、デンマーク、オーストラリア、日本、チリ、中国など、世界各地の大学に所属する第二言語習得研究の専門家です。特筆すべきは、彼らが認知科学、社会言語学、複雑系理論、会話分析など、通常であれば互いに相容れないとされる11の異なる理論的立場を代表している点です。

このプロジェクトは約1年半にわたって続けられ、研究者たちは「The Pragmatists(実践主義者)」「The Elephants(象たち)」「The Four Pillars(四本柱)」という3つのグループに分かれて議論を重ねました。「象たち」という名称は、盲人が象の異なる部分を触って全体を理解しようとする古い寓話に由来しており、異なる視点を持つ研究者たちが協力すれば、より完全な真実に近づけるという信念を表しています。